Where is your Labyrinth 📚For me it’s a school library ♪

図書室の魔法 上・下,Walton,Jo/茂木健,東京創元社

 

書店や図書館が憩いの場所であるように,

 小中高そして大学,大学院の図書室も

   私の各時期にとても大切な空間,

幸いにも

 これまでのお勤め先にもすべてに

  それぞれ図書室があり,

今なお❣️私の人生に

  ずっと寄り添ってくれる

   最高に豊かな存在です.

 

街中の図書館は,

 各世代の面々が書を求めて,

  あるいは

   いつでもどこでも

ちょっと休息に立ち寄ることのできる

 バリアフリーな環境のように感じてしまいます.

 

一方で

 図書室は,

  そこに存在するものへの

   いわば期限つきの特権のようなもの.

 

そこに迷い込む理由は様々.

 何か答えをひたすら探す旅.

あるときは,

 宝物を探し求め

  あてもなく本の扉を開閉する冒険.

 

なぜか

 とても落ち着き、

  素直な自分に

   向き合える時間.

 

これからも

 特別な図書室での時間を

  大切にしたいと思います.

 

さて

 本書は

  2014年に発売されました.

 

書店で

 本の装丁に魅了されて

  上下巻を手に入れたものです.

 

15歳の少女が

 波乱な環境の中で,

  書や新たな友との出会い!

    家族と!自分!と向き合う機会

     成長の軌跡です♪

 

主人公のモリは15歳

 さまざまな理由から

  離別した父との交流

   そして寄宿制の学校への転入

 

心のよりどころの読書

 SF好きの父と義祖父

  学校の図書室と司書さん

   町中の図書館

    そして町の読書クラブ

 

孤独で一人で楽しむ読書から

 家族と,図書室室での本を通した交流

  図書館・読書クラブの仲間との

   書を通じた個人的経験の拡張

 

本書には

 フェアリー・魔術・カラースなど

  不思議な文言がみられます.

かなりの想像力と理解志向が必要かもしれません.

 

はじめて読んだ時には

 夢見心地で味わったように思います.

  読み終えたことに満足していました.

 

9年ぶりに読み進めると

 実に巧妙に練られた文脈に

  感動しました.

 

そして

 本書には

  多くのSF小説が紹介されています.

 

はじめて読んだ時には

 ほぼ全ての書は馴染みがないものでした.

 

私の読書歴には

 この9年間に幾つかのSFが加わったことで

  本書の楽しみが大きく広がりました.

 

モリと司書さん,父・義祖父・読書クラブの面々が書評する各書をぜひ読んでみたいと感じました.

 

久々に手にしたのには

 いくつかの理由がありました.

 

その一つは

 はじめて読んだ時の

  何とも言えない感動の再体験

 

もう一つは

 お勤め先にへの蔵書寄贈の前に

  再び堪能することでした.

 

再読して

 しばらく手元に置きたいと

  思っています♪

 

その理由は

 モリに負けないくらいに

  SFを楽しみ,

   本書で

みんなと対話したいと思ったからです.

 

<我がお勤め先の司書さんへ>
もうちょっと本書は手元におきます!
司書さんとまた

 本のお話しをすることを

  とても楽しみにしています♪